ポスティングアルバイトに労基にいかれかけた話
こんにちは、岡山市のリフォーム会社 ままかりハウス です。
リフォーム会社といえば「塗装の品質」や「保証内容」ばかりが注目されがちですが、実は裏側では 人材トラブル という思わぬ落とし穴もあります。
今回は、私自身が経験した「ポスティングアルバイトさんに労基(労働基準監督署)にいかれかけ、結局7万円失った」事件について、少しおもしろおかしくご紹介します。
事件の始まり:雇用契約書が返送されず…
ある日、「チラシを配ってみたい」というアルバイト希望者から応募がありました。
こちらとしても助かるので、雇用契約書を送りました。
……が、返送がありません。
「まあ、返送忘れただけかな」と思っていたのですが、これが後々大問題に。
法律上は、書面が返ってこなくても 無期雇用契約に近い扱い になる可能性があるというのです。
「まさかの無期!?」と、思わず岡山市の夜空を見上げた瞬間でした。
電話に出ない、メールだけのやり取りに
普通なら「すみません、返送遅れてます」と一言もらえれば済む話。
しかし、そのアルバイトさんはなぜか電話には一切出ず、メールだけの無機質なやり取り。
まるで「人間ではなく、AIと契約しているのでは?」という感覚になってきました(笑)
こちらが困っていることを伝えても、返ってくるのは淡々としたメール文だけ。温和な性格の私でも、さすがに頭を抱えました。
「毎月30時間働け」とは言っていないのに…
当初は「時間があるときにチラシを配ってください」という緩やかな約束でした。
しかし、突然そのアルバイトさんから「毎月必ず30時間働かせろ」「チラシをよこせ」という主張が飛び出します。
「え!? そんな約束してないのに!?」
こちらとしては「配布数もシーズンによって変わるし、そんなに一定の仕事はない」と説明しましたが、聞く耳を持たず。
「チラシをよこせ!」と、岡山市の街角でプラカードを持たれるんじゃないかとヒヤヒヤしました(笑)
社労士いわく「労働裁判は勝てない」
困り果てた私は、社労士に相談しました。
すると返ってきた答えはシンプル。
「こういうケース、労働裁判をやっても会社側が勝つことはほとんどありませんよ。」
……絶望。
岡山市の社労士さんの冷静な声が、逆に重く響きました。
結局、裁判になる前に「雇止め」という形で終了。
支払った額は約7万円。
大金ではありませんが、「7万円の授業料」として私の経営ノートにしっかり記録された事件です。
学んだこと:人件費の管理は大切
この経験を通じて強く感じたのは、「人件費を削ること」より「人件費を正しく使うこと」のほうが大切 だということです。
- 安さを優先して人材を雑に扱う → トラブルの原因になる
- 曖昧な契約で始める → 法律上のリスクが増える
- 丁寧な対応と書面管理を徹底する → 信頼関係が続く
岡山市でリフォームをするお客様には直接関係のない話かもしれません。
しかし「裏でしっかりと人を大切にしている会社」かどうかは、工事の品質にも必ず影響します。
ままかりハウスのスタンス
当社 ままかりハウス では、今回の経験を踏まえて、以下を徹底しています。
- 雇用契約は必ず書面で取り交わす
- 電話・面談などで誤解を残さないコミュニケーション
- 「無理に安く雇う」のではなく「正当な対価で働いてもらう」
これにより、スタッフが安心して働ける環境を整え、お客様には誠実で安定した施工を提供できる体制を維持しています。


