岡山市の外壁塗装に「補助金」はある?火災保険が使えるケースを根拠付きで解説

1. 「岡山市に外壁塗装の補助金はある?」結論:現時点ではありません

まず最初にお伝えすると、岡山市では外壁塗装そのものを対象とした補助金制度は現在ありません
2025年10月時点で、市の公式ホームページ(岡山市住宅政策課)や環境対策課の制度一覧を確認しても、外壁塗装や屋根塗装を支援する補助金は見当たりません。

■ 過去に存在した制度

以前は一部の自治体で「省エネリフォーム助成」や「空き家改修補助金」などがあり、条件によって外壁改修が含まれるケースもありました。しかし、これらは予算終了や制度変更で現在は停止中です。
岡山市では、「耐震改修補助」や「バリアフリー改修費助成」は継続していますが、これらは塗装ではなく構造補強や住宅安全性の向上が目的です。


2. 「火災保険で外壁塗装はできる?」—条件を満たせば“屋根”中心に可能

次に多い質問が「火災保険を使ってリフォームできるの?」というものです。
ここでは正確な根拠をもとに整理します。

■ 火災保険の基本原則

火災保険はその名の通り、「火災・風災・雪災・雹災(ひょうさい)」など自然災害による損害の修繕費を補償する保険です。
したがって、「経年劣化」「塗装の剥がれ」「色あせ」などは補償対象外です。

■ 適用が認められやすい具体例

  • 台風で屋根瓦や棟板金が飛んだ
  • 強風で雨樋や波板が破損した
  • 雹(ひょう)でスレート屋根にヒビが入った
  • 豪雨により雨漏りが発生(原因が屋根・防水層の損傷の場合)

こうしたケースは、屋根工事・板金修理・一部外壁補修に対して保険適用の可能性があります。


3. 「外壁塗装のみ」は保険対象外、その理由

外壁塗装は、建物を美観・防水性を保つための「メンテナンス工事」にあたります。
つまり、災害による損害ではなく、時間の経過による劣化
そのため、火災保険の補償範囲(損害保険会社の約款)では「対象外」と明記されています。

■ 例:損保ジャパン・東京海上日動など主要保険会社の約款より

「経年劣化、摩耗、腐食、さび、かび、変色、その他これらに類する事由による損害は補償の対象となりません。」

つまり「外壁のひび割れ・チョーキング現象(白い粉)」などは、自然災害ではなく老朽化の結果とみなされ、保険請求しても認められないケースがほとんどです。


4. 火災保険を使う際の注意点とトラブル例

最近では「火災保険を使って無料で外壁塗装できます」と営業する業者が増えていますが、注意が必要です。
実際には保険適用が通らず、工事後に全額自己負担となるトラブルが全国で多発しています。

■ よくあるトラブル

  • 保険金が下りなかったのに、工事を強行された
  • 「無料」と言われたが、後から高額な追加請求
  • 写真を加工して申請した結果、不正請求と判断された

これらは詐欺まがいの業者による虚偽申請に該当する場合もあり、最悪の場合は契約者自身が「不正請求の責任」を問われることもあります。


5. 正しい申請の流れと、信頼できる業者の選び方

火災保険を活用する場合は、必ず次の手順で進めましょう。

  1. 被害の有無を正確に確認
  2. 損害保険会社に連絡し、現地調査日を確定
  3. 見積書・被害写真を提出し、保険会社の鑑定人が確認
  4. 認定後、修繕工事を実施

このとき重要なのは、「火災保険を利用する前提で見積を出す業者」ではなく、被害の有無を客観的に判断できる業者を選ぶことです。


6. ままかりハウスの立場:お客様のためにならない提案はしません

岡山市のリフォーム専門店「ままかりハウス」では、
「お客様のためにならない工事・申請は一切お断り」しています。

  • 火災保険が使えるかどうかを現地で写真付き診断
  • 保険会社への申請はお客様ご自身で行う(代行ではなくサポート)
  • 補助金の有無や将来的な制度変更も定期的に情報提供

このように、**“正直で、根拠あるリフォーム提案”**を徹底しています。


7. まとめ:岡山市では補助金なし、火災保険は「災害時のみ」

項目対応可否根拠・説明
外壁塗装の補助金×現在の岡山市制度に該当なし
屋根工事の火災保険風災・雪災・雹災など自然災害時
外壁の経年劣化×約款により対象外
火災保険を使った塗装被害が明確な場合に限り可

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